法廷画家は裁判所から求められていることと言いますのは、裁判の様子を写し出すことです。それは、画用紙一枚から裁判の真実が伝わる様な代物です。裁判官の様子ですとか、被告人の様子ですとかそれを傍聴している傍聴人の様子までも鮮明に写し出します。それは、写真では伝える事ができない生の声なのです。人が描く絵ですので画家個人の見解や我欲などがそこには入り込んでしまうものではないでしょうか。ですが、そういったものを交えることなく裁判の細かな表情を素早く読み取る事ができるという事が求められています。限られた時間の中でいかに素早く描き切る事ができるのかも画家の腕の見せ所です。それから、時間内に仕上がらなかった場合は別室にて続きを描きます。それでも、報道番組が放送される時間に間に合うように仕上げなければなりません。被告人の表情は、描く人にしか分からないものがあります。それを伝えるという重要な役割を担っているのも、人である画家なのです。ですから、わざわざ絵というツールを使用して裁判所は個人に依頼するのです。真実は、人の手により描き出される事もあります。その様子は、法廷画を見るだけで分かってしまいます。それが、プロなのです。

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