テレビや新聞などで裁判中の被告や裁判官や検察官などを描いた法廷画をよく見かけます。海外では裁判の写真や映像を見られるのに、何故日本では写真や映像ではないのかというと、日本では法廷内でのカメラの使用が厳しく制限されているためです。では、どのような資格があれば法廷画家になれるのでしょうか。実は、そのための専門的な資格というものはありません。所属する組織もなく、各自がテレビ局や新聞社などと契約を結んでいます。また、法廷画を描くことが本業という人もいません。ほとんどがフリーランスのイラストレーターや漫画家で、仕事の依頼を受けて法廷画を描いています。その数は通常年間に30件未満です。仕事の依頼が欲しくても、自分が報道関係の仕事についたり、そのような職種の人たちとコネクションを作らなければ仕事の依頼は来ないでしょう。仕事の様子ですが、裁判所内には画家のためのスペースはありません。そのため、自分で席を取って法廷内でスケッチを行い、共同の待合室や記者クラブで絵の具などで色をつけたり、コンピュータに取り込んでグラフィックソフトで色をつけたりしています。気になる報酬は、一枚1万円~10万円程度で、事件の注目度などによって変動します。

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