テレビにおけるニュースにおいて裁判の進行状況等を扱う場合、実際に行われた法廷の様子を映像として流す場合については写真や動画といった映像は使われる事無く、法廷画と呼ばれるスケッチが用いられています。
臨場感のある独特の画法によって描かれているとは言え、実際の映像が使われないという事については何らかの法的な規制があるのではと考えるのが自然と言えます。ところが実際には、法廷内の映像撮影をしてはいけないという法的根拠はありません。その証拠として、昭和20年頃までの法廷内映像は資料として幾つか現存しています。
映像使用が基本的に行われなくなったのは昭和23年以降の事で、カメラ機材による法廷内での事故が切っ掛けとなっています。その後撮影が国による許可制となり、これが現在においても続いているのです。
この規制によって撮影機材の台数が実質的な制限を受けていると共に、撮影は裁判開始前の数分間のみで行われる事が慣例となっている為、法廷中の映像は撮影される事が無いのです。また最近は裁判において取り扱われる内容が多岐に渡り、内容自体が人権等への配慮から撮影に相応しくないと考えられるようなケースも増加しており、この事も写真・映像使用の回避に対して拍車を掛けていると言えます。

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